チビっ子トライアスロン体験

更新日 : 2017年6月29日

一ヶ月ほど前になりますが、6歳の長男がトライアスロンデビューを果たしました。今回は、トライアスロンにまつわる言葉を英語で説明してみます。

Triathlonといえば、日本でも今とっても盛んですが、実は発祥の地はサンディエゴです。なので、大会が多く開催され、日常的に練習中や競技中の人々を目撃するため、結構身近です。たまたまコーヒーショップで隣り合った50〜60代のおじさんが、トライアスロン界のレジェンドだったり、仕事帰り谷間の道路を運転していると路肩もないような登りの道で、一生懸命自転車をこぐ競技者とサポートクルーとすれ違ったり。

身近なのをいいことに、走ることと自転車が大好きな息子をけしかけ(?)7歳〜10歳グループのチビっ子トライアスロンに初エントリーしてみたのでした。6歳なのにそのグループ?と思われるでしょう。2017年末までに7歳になっていればよいのです。12月生まれの彼は、要するに最年少エントリーでした。

トライアスロン界に足を踏み入れてみたら、奥が深いこと深いこと、つま先もまだ浸かっていない状態ですが、失敗も学ぶことも多く、それを少しご紹介します。

今回のチビっ子トライアスロンの概要は、もちろん3 eventsから成り立っています。
– 100 yard (= approximately 92 meters) swimming
– 3 miles (= approximately 5 kilometers) cycling
– ¾ miles (= approximately 1.2 kilometer) running

5月のサンディエゴは曇りも多く、気温も肌寒い。折悪しくも大会当日は雨の予報が90%、気温10度前後、前日からStormが来ているとのこと。朝5時には開催場所に向かい、transition area*の場所取り。この場所取りも重要で、入りやすいところ、出やすいところに早い者順でとっていきます。自転車ラックに自転車を引っ掛けると、その足元にほんの手ぬぐい程度のスペースが各競技者に与えられます。そのタオル上(タオルも目立つ物が良い、キッズスペースには目印代わりに風船を付ける人も)にギアを設置します。ポイントは、ヘルメットの頭が入る側を上にし、紐を外に出し、手にとってすぐに頭に被せられる向きに置くこと。

*transition area: a space for every competitor who needs to change from swim gears to bike gears, and bike gears to running gears.

トライアスロンの道具

この写真ではヘルメットはそう置かれてないですし、物が広がりすぎですが。Transition areaには競技中当然ながら競技者以外の入場禁止、息子はコーチに言われた通りすべて自分でtransitionをやらなければならず、そこも成長の見せどころでした。

スタート地点。横で防寒着を着た親たちに見守られながら、しとしと雨に降られながら(水質も懸念されつつ)、spring wetsuitに身を包んだ子供達が、雄叫びをあげながら lagoon**に設置されたopen water*** race courseに入っていく様子はなかなか迫力がありました。

**lagoon: an area of shallow water separated from the sea by low sandy dunes. 湾が砂州によって外海から隔てられ湖沼化した地形。

***Open water: in triathlon, usually swimming event takes place in natural settings, such as ocean, lake, etc. トライアスロンでは、スイミングレースは大抵海や湖など、自然の地形を生かした場所を利用する。プールを利用したレースもあるにはある。

さて、一番前で飛び出した息子、、、入ってすぐに溺れているかのような犬かき。そのまま、swim buddy****に半べそで助けを求め、救済されてしまいます。そこから何度も試みるも再度水に入り泳ぐことはままならず。Surfboardの上でガタガタ震えながら最後尾につき、泳ぎevent終了。後から聞くと、入水時に顔や体を蹴られ痛かったとのこと。実際、トライアスロンではそんなの日常茶飯事なのですが。打たれ弱さが出てしまいました(汗)

****swim buddy: Support crew to ensure that competitors are safe in the water. Some are on surfboards, others are in the water to swim along with competitors.

キッズレースでは必ず、サポートクルーが競技者をサポートする。安全上重要な役割を果たす彼らは、サーフボードの上にいたりコース沿いの水中で待機して、必要ならば声かけや一緒に泳いだりもする。

海から出るやいなや、猛ダッシュで走る息子。Transition areaにいるヘルパーにウェットスーツの着脱を手助けしてもらったため(小さいことは有利か!?)、この時点で順位を稼ぎます。そうなのです、トライアスロンではこのtransition に非常にtechnicalな技術を必要とし、それが醍醐味とも言えるのだそうです。

バイクをラックから降ろすと、レースコースまで手押しで進みます。これも技術が必要。自転車にまたがると、頑張ってスピードを上げていきます。このcycling eventでは自転車の性能により、成績はかなり左右される模様。キッズレースでは、子供用のキッズバイクから大人顔負けのロードレース用まで様々な性能の自転車があるあたり、アメリカらしさを感じました。ビーチチャリだってママチャリだってあり!
ちなみに息子のはロードレース用ではないですが、軽く性能も良く息子お気に入りの代物です。

バイクレース中に覚えておかなければならないフレーズは、

“On your left!”: When you are passing a competitor ahead of you, you have to say this to alert him/her that you are passing by.

これは前方を追い越すときマナーとして絶対に言わなければなりません。また、トライアスロンのルールとして、バイクレースでは安全上最高でも2列にしかなれません。3列以上横並びになってはならず、2列になってもすぐに1列になるという決まりがあるのです。
さて息子くん、キッズルートは大人のルートとも重なるので、自分ではこのフレーズを言う機会がなかったそうですが、たくさん言われたそう 。追い越していったtriathleteたちから少しはinspireされたでしょうか。

しかし、水着を着たままのレース、風を切って走るのはさぞ寒かったでしょう。Cycling eventから running eventに移るtransitionでは、目に見えて唇が青く手がかじかんでいる様子。それでもランコースに飛び出していく息子、結果疲れと寒さからか最高のパフォーマンスではなかったものの、ゴールに向かって一生懸命だったのは伝わってきました。

たくさん課題の残ったレースですが、本人は達成感を味わったようです。何よりの収穫は、息子が最後に「またやってみたい」と言ったことでした。2017年中にあと二つエントリーしており、すべてこなせばトリプルクラウン!というわけです。いったい彼の熱の入れようは、どうなることでしょうか。その前に何としても泳ぎの練習です!!!

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池田 真依子

池田 真依子

アメリカ広報担当Q-Leap
全米・カリフォルニア州認定スクールサイコロジスト、通訳・翻訳者。 筑波大学大学院教育研究科・臨床教育学修士(MS)、米国サンディエゴ州立大学大学院カウンセリング学科学校心理学プログラム修了(MA & EdS)。日本にて小中学校職員及びカウンセラー、大学カウンセリングチームメンバーとして勤務。カリフォルニア州にて自閉症児への行動セラピスト、特別支援学級職員として勤務。学校心理学関係の研究員、特別講師を兼務しつつ現職。

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