アメリカ大統領選から学ぶ英語スピーチ Vol. 1 ―トランプ氏の強気の英語―

更新日 : 2016年2月18日

Vol. 1 ―トランプ氏の強気の英語―

極寒の2月のニューヨークに10日ほど行っておりました。仕事の合間に注目していたのが米国大統領選挙戦です。現在アメリカが抱える問題や関心ごとを理解するのにも、英語スピーチの素材としても、候補者たちの演説やディベートは大変興味深く、ついつい深夜まで演説報道を見てしまいました..(^ ^;)

2016年11月の総選挙に向けて、2月はDemocratic Party(民主党)とRepublican Party (共和党)から代表を選出する各党の予備選 Presidential Primaryが繰り広げられています。

世界の不動産王であり以前はDemocratあったDonald Trump (ドナルド トランプ) が、政治の経験ゼロにして、また物議をかもしだす過激な発言の数々もかかわらず、2月9日のニューハンプシャー州でのRepublicanの予備選挙に勝ったことは大きなニュースになっています。現地の人から話を聞くと、これまでの主流派の政治に不満を募らせている米国の中流階級や保守派の不満をうまく代弁しているところがトランプ氏の人気の背景にあるようです。移民、中国人や日本人は敵対視されていますから、我々にとってはちょっと厄介な相手ですが・・・(- -;)

さて、トランプ氏のスピーチに注目してみましょう。何といっても強気! 彼のスローガン的なフレーズ “We are going to make America great again!(我々がアメリカを再び偉大にする!)” が随所で繰り返されています。他にも “We’re gonna take the country back!”, “We’re gonna win again!” など、アメリカを再び偉大な国(彼の言葉で言うと”Great country”)にしてみせるという強さや自信をアピールする表現に溢れています。

重要なスピーチでは、特に「キーフレーズ」を何度も繰り返し口にすることが大切です。分かりやすいシンプルな表現で、随所に出てくること(スピーチの始めと終わりでは勿論強調する)がポイントです。 2008年のオバマのスローガン覚えていますか?“Yes, we can!”でしたね。

オバマも演説の上手さで有名ですが、もう一点、彼らが持っていて、多くの日本人に足りない要素として「効果的なデリバリー=伝え方」のスキルがあります。私の著書「英語のプレゼン直前5日間の技術」(アルク) http://www.amazon.co.jp/dp/4757424922 でも述べていますが、メッセージをしっかり伝えるために、意識的に声、視線、ジェスチャーの使い方を工夫することが重要です。スピーチが上手な人の動画を見て、是非皆さんのスピーチにも取り入れてみてくださいね!

トランプ氏の選挙キャンペーンビデオです。「強気」を表現するデリバリーのご参考に(内容はともかく…)。 → (https://www.youtube.com/watch?v=1FJ6WYtLgbo)

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愛場 吉子

愛場 吉子

筑波大学 国際総合学類 卒業 / コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号取得 / アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Klein ニューヨーク 本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。2014年春に帰国、ビジネス経験と英語教授のスキルを活かし、大手IT企業や外資系製薬会社をはじめとする企業にてビジネスパーソン向け英語指導に従事。

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