コラム

どこでも働ける、どこでも学べる

2017年1月16日
愛場 吉子愛場 吉子
どこでも働ける、どこでも学べる

2017年を迎え、久しぶりにブログをアップします。この年末年始は温かなフロリダのオーランドで過ごしました。カウントダウンまではディズニーワールドで学生のように遊び、年が明けると現地のホテルにこもって春に出版される本の執筆と、新しいオンライン英語プログラムの開発作業。まさしくどこにいても仕事ができる便利な時代になったわけですね。というわけで、今回のテーマは「どこでも働ける」、そして「どこでも学べる」についてです。Orlando

飛行機の中で読んだ記事の一つに、10年後の働き方として「会社員は週休3日で兼業が主流」というものに目が留まりました。通信技術と移動技術が向上し、企業でもプロジェクトごとに社外から専門スキルのある人を集め、フリーランスの人と社員が協同して働く、(しかも場所を問わず)という雇用形態の多様性が広がっています。Q-Leapをビジネスパートナーとして採用してくださっている企業もそうですし、Q-Leapという会社自体も、高いティーチングの知識をもった英語講師、メディアデザイナー、財務税務エキスパートなどがリモートで働いてくださっています。子育て中のママもいれば、外国籍の人もいますし、海外に拠点をおいている人もいます。

通信手段、移動の時間短縮がますます進む10年後、自分の組織に属しながらも、国内外の様々な人や組織とコラボして自由に働く日本人が増えることが容易に想像されますね。特に日本人は、テクノロジー、ビジネス、アート、スポーツ、ファッション、食 etc. あらゆる分野で「匠」といわれる人々が多く存在し、世界の目に留まることが増えています。語学という障害がなければ、我々にはもっと自由な活動や、新しい価値の創造のチャンスが無限に広がっていくことを確信しています。

そんな「どこでも働ける」時代に向けて、語学力を鍛えようとされている方は益々増えていますが、こちらについてもまさに「どこでも学べる」便利な時代になってきました。留学しなくても、海外のニュースや映画、ドラマはネット上でもすぐに見ることができ、オンラインで学ぶスカイプ英会話や優れた語学学習アプリの発達は皆さんもご存じの通りです。

私自身、2014年にニューヨークから帰国してからのこの2年半、日本で暮らしながら英語力が確実に伸びているのを実感しています。生徒さんと一緒に取り組んでいるディクテーションの効果もあり、リスニング力が伸びて英語ニュースや癖のある英語を話すネイティブの話も「隅々まで」聞こえるようになりました!続けてきたリピーティングシャドーイングで、スピーキングの流暢さも向上しています。英語圏にずっと住んでいなくても、スキルを上げることはできるんです★
そんなインプット&アウトプットのエクササイズを場所と時間を選ばすに行えるとても便利で有効な学習アプリをご紹介します。リクルートのスタディサプリEnglishです。Q-Leapとしても2015年の開発段階より関わらせていただいており、現在はレベル7の解説を担当させていただいています。聴く、書く、読む、話すの4つの技能を鍛えることができる優れもの、興味がある方には是非お試しください!⇒ https://eigosapuri.jp/promotions/ad/pc/basic/?vos=evpcstsgk04x0004085

Q-Leapは2017年以降も、皆様がグローバルな環境で、更なるValueを提供し、リーダーシップを発揮できる高い英語コミュニケーション力を身に付けるお手伝いを続けていきます!

 

著者について

愛場 吉子

愛場 吉子

コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号取得。アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Klein ニューヨーク 本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。 2014年に帰国、浅場眞紀子とQ-Leapを共同設立。大学やビジネススクール、企業のビジネスパーソン向け英語指導に従事。2020年より中央大学ビジネススクール客員教授。

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