資格試験

2022年1月 TOEIC SW Test 受験 その1

2022年1月16日
浅場 眞紀子浅場 眞紀子
2022年1月 TOEIC SW Test 受験 その1

2022年初めてのTOEIC Speaking and Writing Testを受験してきました。申し込むのが遅すぎて気づいた時には関東圏でただ一席が残るのみ。一瞬躊躇したのは大宮のテストセンターの席だったからです。いつもの赤坂に比べると遠い。。。でも本当に最後の一席だったので速攻でゲット。Web上で確定するまで少しドキドキでしたが無事に2022年度の第1回を受験することができました。もっと早く申し込めーーー(!)ですね。

新形式で何度も受験し、いろいろ試してみることでより受験者の皆さんに役立つ内容はないか、と考えております。入り口で記念撮影してみました。アップにしてもマスクがほとんど顔を隠してくれるので有難いですね。今回の受験会場は20名ほどの受験者がいらっしゃいました。一人一人捕まえて「どうしてSW受験されるんですか?」って聞きたかったのですが、おかしな人だと思われるのでやめておきました。

SW Testに大きな変更が2回も

ここ数年でTOEIC SWテストには以下の大きな変更がありました。

2019年6月の試験よりメモを取ることが許可され(ペンも用紙もテストセンターのものに限ります)、Speaking問題の多くの準備時間が長くなりました。

2021年8月の試験より写真問題が1問から2問に増え、同時に解答時間が45秒から30秒に短縮されました。また、解決策を提案する問題がなくなりました!

https://www.iibc-global.org/info/administration/speaking_format.html

特に2021年に行われた「解決策を提案する」問題の削除は非常に大きな変更でした。この問題は留守電や会議の録音音声を聞き、問題点をサマリーし、そこで伝えられたビジネス上の問題をどう解決すべきかを提案する問題でした。この問題は英語の実力の前に「問題解決能力」が問われていることもあり、ビジネス経験の少ない学生さんなどにはややハードルの高い問題だったかもしれません。

こうして変更内容を見ると、メモの許容や準備時間の延長なども含めて、より受験者フレンドリーになった印象です。しかし問われる能力の根本的な部分は変わりません。その場で時間内に発話で対応する力、が常に求められています。

今回の本の改訂では新ルールにおいていかに効果的に対応していくかや、メモ取りの是非についても細かくアドバイスしていく予定です。

大宮には何でもあった。。。

今回初めて大宮テストセンターでの受験でした。私はいつも受験時間よりずーーっと早く現地に行き、カフェなどでいろいろ確認する時間をしっかり持ち、更に試験会場にも20分前くらいに行ってなるべく1~5番台を取って受験するタイプです。せっかち、とも言えますし、早く帰りたいだけ、とも言えると思います。

自宅からはちょっと遠かったですが、電車一本ですし、何より大宮の駅ナカが本当に何でもあっていくらでも時間を潰せる便利な場所だったのが嬉しかったです。また次も大宮に行ってもいいくらいです。

試験前のエネルギーを入れるために香菜山盛りのカオマンガイを食べました。ありとあらゆるスパイシーなソースを自分であれこれかけながら食べられたのでとっても美味しかったです。

次回はテストについて少し書こうと思います……

 

著者について

浅場 眞紀子

浅場 眞紀子

慶應義塾大学卒 コロンビア大学ティーチャーズカレッジ英語教授法(TESOL) 修士号取得 米穀物メジャーCargill, 石油メジャーBPの外資2社に計10年トレーダーとして勤務。その間ChicagoとNYに3年駐在。 現在企業のエクゼクティブ担当として数多くのプライベートレッスンを手がけている。 その他大学、専門学校でTOEIC SW クラス、TOEIC公開講座などを担当中。 2014年 ビジネス英語研修会社 Q-Leap 設立

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