Oct 2nd, 2015

嬉しかったこと


なんと、前回のブログアップから3ヶ月以上が。。。(!!)

Q-Leapの仕事の中心のひとつは企業内研修を提供する事です。企業内でのお仕事なので、そのことについて書いたり、話したりする事はほとんどしません。

でも最近とっても嬉しい事があったので少しだけ。。。

定期的に複数の講座を持たせていただいている企業様のひとつに先日ビジネスEメールの講座で伺ったのですが、
「多くの会社から英語の研修を提供いただいていますが、Q-LeapさんのビジネスEメールの講座が一番人気が高く、告知すると数時間の内にいつも定員に達してしまうんですよ。ウェイティングリストが出来てしまって、席を取れなかった社員から私にいつも苦情が寄せられます。」と研修担当の方から言われました。

もうこんなに嬉しいことはないです!!一日24時間しか無いので、なかなかご希望の回数や人数で行う事ができなくて申し訳ないのですが、こんな風に言っていただけることは何よりも嬉しく、また次も全力で頑張りたいと思います。

こちらの企業の研修は社内公募制なので人気の無い講座は受講生が集まりませんし、それが続くと講座が無くなってしまいます。このEメールの講座はある程度高めのTOEICスコアを受講資格に設定しているので、いつもそちらの企業内では英語に関しては腕に覚えのある方が集まって下さいます。丸1日、7時間の講座ですが、ちょっと厳しめの指導の元、何本ものメールを定められた時間内に条件を押さえて書き終えるトレーニングをしていただきます。TOEICでは驚くほど高いスコアをお持ちの皆さんでも、とっさに与えられた条件で英文メールを書くということはかなり大変なことのようです。

講座では徹底して全員のライティングを共有し、細かいところまで個人フィードバックをしますので、お一人お一人の問題点も明確になってきます。そうして最後の仕上げのような課題に取り組んでいただきますが、その出来映えが素晴らしいと、私も涙目です。受講生の皆さんも、お互いのライティングを共有することで、ひとつの課題で5倍も6倍も学べることをとても喜んでくださいます。

どの講座を教えても思う事ですが、講師と受講生が同じ目的で向かい合う事でどんどんとその内容が洗練されていきます。当たり前ですが、1回目よりも2回目、3回目のほうが工夫が加わり、反省を踏まえ、より良い内容に進化していきます。自分でもこの講座がこの先どこまで進化できるかいつも楽しみです。

このEメール講座を作るにあたっては、私が過去に学ばせてもらったNHK国際研修室でのニュースライティングの講座に負うところが大きいです。徹底的に無駄を省くニュース英語の書き方は超多忙なビジネスパーソンの英文メールへのアプローチに大きなヒントを与えてくれます。また、大学院でペーパーを書く課程で苦しんだアカデミックライティングから学んだこともたくさん生かせています。

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私はティーチングというのは究極的にはコンテンツそのものを教えるというよりも、どれだけ世の中にある良いものを組み合わせてそれを必要としている人に提供できるかだと思っています。英語のコンテンツで本屋さんで今売っている本に書いていない事なんてほとんどないと思います。誰だって本屋さんに行けば、必要なコンテンツを手に入れる事ができると思います。私たち講師は学習者よりもそれがどこにあるか良く知っていて、どんな人に何が必要か分かるから効果的なパッケージを組んで提供することができます。それが teachingだ、と思っています。
これはいろいろな事に当てはまるのではないかと思います。お洋服のセレクトショップのコンセプトなども同じですね。

私しか教えられないコンテンツなど存在しませんが、私の知識と経験を使うから作れるパッケージは他の人のものと違うものでありたい、と常に思っています。これからもQ-Leapが提供する講座がユニークかつ学習者の皆様に役立つものであるように努力していきます。
(写真はNHK国際研修室で勉強していた頃。まだ小学校2年生だった末っ子が今は高校1年生です。懐かしい!Time flies. )

この頃は自分が企業で自分の講座を持つなどと想像もしていませんでした。人生びっくりなことばかりです。