Nov 5th, 2015
ニューヨークで英語の「瞬発力」を鍛える
久しぶりのブログ投稿です。先週1週間ほど出張でニューヨークに行ってきました。
2014年春に帰国してからなんと初めての訪問、もう体中の細胞が大喜びです!
早歩きのニューヨーカー、渋滞するミッドタウンのクレイジーな道路(タクシーに乗って渋滞につかまり逆に後悔することも多々)、様々な人種、言語を話す人であふれる地下鉄など、エネルギッシュな空気は相変わらず(^^)。一方新しいもの好きなニューヨーカーらしく、次々にオープンする新しいお店や人々のライフスタイルの変化(タクシーではなくUberなどの新しいカーサービスの利用etc.)はさすがです。
そんなスピード感あふれるニューヨークに戻ってしばらくすると、私自身も歩き方、話し方が日本にいる時よりもかなり速くなっていることに気がつきます。とりわけアメリカの中でも早口と言われるニューヨーカーと話をするときは、英語の「瞬発力」が鍛えられるなあと。
英語の瞬発力をもう少し具体的に言うと、Inputの「瞬時に聞きとる、読み取る力」とOutput の「即座に書く、話す力」ということになります。このうち、日本人の英語学習者は、特に「瞬時に聞き取る」と「即座に話す」が苦手な人が多く、ここに対して対策が必要です。
瞬時に聞き取るには、英語の音を聞き、その音を日本語に変換することなく、そのまま音かから意味へ「自動的(オートマティック)」に処理する必要があります。
即座に話そうとしたら、状況に応じて表現を選び出し、即座にそれを文章に組み立てて繰り出すやはり「自動的(オートマティック)な処理能力」が必要となるわけです。
オートマティックな処理能力を支える最低限必要なものには、①語彙力 ②瞬時に文を組み立てる文法力 ③相手に伝わる正しい英語の発音やイントネーションがあります。
更に、文化的な違いや相手との関係性を考慮し、④文脈に合わせてより適切な表現を使い分けられるようになれば、相手を動かしたり、商談に勝つレベルまで近づけるようになります。
Q-Leapでは、創立以来このオートマティックな英語での処理能力を向上させるためのトレーニングを企業やビジネススクールなどで提供してきました。具体的には、音をチャンク(かたまり)でとらえて聴いたり話したりする練習や、ターゲットレベルに合わせた音声素材を使ったディクテーション、リピーティング、シャドーイングなどです。このトレーニングにご興味がある方はお問い合わせくださいね。
ニューヨークのスピーディなビジネスシーンに対応できるくらいの力をつけてもらうべく、今日の研修にも力が入りそうです(^O^)/
コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号取得。アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Klein ニューヨーク 本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。
2014年に帰国、浅場眞紀子とQ-Leapを共同設立。大学やビジネススクール、企業のビジネスパーソン向け英語指導に従事。2020年より中央大学ビジネススクール客員教授。