コラム

オンラインならではの英語表現!‐リモート環境を味方につける!-Part 2

2021年10月28日
愛場 吉子愛場 吉子
オンラインならではの英語表現!‐リモート環境を味方につける!-Part 2

前回の投稿で英語でのプレゼン力アップの秘訣3つのポイントをお伝えしましたが、それに引き続き今回は「リモート環境を味方につける!」Part 2として、オンラインのプレゼンやミーティングで使える英語表現をご紹介します!

今回は特にオンラインでプレゼンを始める際に使える表現をご紹介していきます。

プレゼンは特にスタート時が肝心。慣れるまでの間、カンペとしてすぐ見えるところに貼ったり、表示したりして、必要な時にサラリと口から出る状態を目指しましょう!

画面共有

自分のスライドなどが正しく表示されていて、オーディエンスに見えているかの確認をします。

  • スライドを共有させてください
    Let me share my slide.
  • スライドが見えますか?
    Can you see my slide?
  • 画面共有を代わらせていただけますか?(別の人から引き継ぐ時) 
    Can I take over the screen-share now?

 

音声

自分の声がオーディエンスに届いているか、オーディエンスのマイクのオン・オフについても確認します。また、聞き取りにくい場合などにチャット機能を使うことができることを事前に伝えておくと親切です。

  • 今私の声が聞こえますか? 
    Can you hear me now?
  • ミュートにしていただけますか? 
    Could you mute yourself, please?
  • ミュートになっています。マイクを入れていただけますか? 
    You’re on mute. Could you turn on the microphone?
  • 私の声が聞き取りにくい場合は、メッセージでお知らせください。 
    If you have a hard time hearing my voice, please let me know by messaging me.
  • チャットボックスに主要な点を書き込ませてください。 
    Let me write the key points in the chat box.

プレゼン開始

 挨拶:再度明るく挨拶をして自己紹介をします。その後、プレゼンの目的・ゴールとタイムラインなどを伝えます。

  • 私の発表へようこそ。 
    Welcome to my presentation.
  • こんにちは。本日はお時間をいただきご参加くださりありがとうございます。
    Hello everyone! Thank you all for taking the time to be here today.
  • 本日皆様にお話しさせていただく機会をいただき感謝しております。 
    I appreciate the opportunity to speak to you today.

  

自己紹介:自己紹介は「名前+タイトル(職種)+組織名」が一般的です。

  • 私の名前は愛田悠子です。Q Technologiesのマーケティングディレクターです。 
    My name is Yuko Aida, and I’m a Marketing Director at Q Technologies.
  • 私はQ Technologiesの営業部の愛田悠子です。 
    I’m Yuko Aida, from the Sales Department at Q Technologies.

 

プレゼン・ミーティングの目的:既に分かっていても、冒頭で再度伝えておきましょう。

  • 本日は~についてお話いたします。 
    Today, I’m going to talk about…
  • 本日のプレゼンの目的は~をすることです。 
    The purpose of today’s presentation is to ….
  • 私のプレゼンが終わるころにはできれば皆様が~についての理解を深めておられることを願っております。 
    By the end of my presentation, hopefully, you’ll have a better understanding of ….

 

アウトライン: ざっくりとこれから話すトピック、概要を共有します。

  • 開始する前に、今日話し合うトピックについて共有させてください。 
    Before I start, please allow me to introduce the topics we will be discussing today.
  • ご覧いただける通り、議題は3つです。 
    As you can see, there are three items on the agenda.
  • まず初めに市場調査の結果から始めます。 
    First, I will start with the market research findings.
  • 次に、我々の新しいアプリの主要な機能をご紹介します。 
    Next /(And then), I will highlight the key features of our new app.
  • 最後に、マーケティング計画についてお話し致します。 
    Finally, I will conclude with our marketing strategies.

 

所要時間&質問の受け方:どのくらい時間がかかるのか、質問をいつ受け付けるか等も事前にオーディエンスと共有しておきましょう。

  • 20分ほどお話をさせていただきます。 
    I’ll be speaking for about 20 minutes.
  • プレゼンの最後に質問をお受けしたいと思いますので、質問は最後までお控えください。 
    We would like to take your questions at the end of the presentation, so please hold your questions until the end.

 

より詳しく英語のプレゼンスキルやプレゼンの英語表現などを学びたい方は、愛場の著書もぜひ参考にしていただけたら嬉しいです。サンプルスライド、スピーチ台本例などをたくさんの表現をご覧いただけます!

本書の冒頭では、英語プレゼンのスライド作成から本番のスピーチまでに有効な「一流のプレゼン・スピーチをするビジネスパーソンが無意識にやっている15の法則」を紹介しています。後半では、会社案内、マーケットシェア、売上推移表や業務フローまで、様々な目的別に25種類の実物スライドを、音声、スクリプト、解説つきで公開しています。15の法則を意識して、皆さんの目的に沿ったスライドを選んで学習を進めれば、一流プレゼンを一発で決めることも可能です!
一流ビジネスパーソンが無意識にやっている 英語でプレゼン・スピーチ15の法則 25... - ビジネス英語研修のQ-Leap株式会社
プレゼンの内容は、目的によってさまざま。本書のレッスンでは、種々のビジネスプレゼンの準備にもつぶしの利くサンプルを用意。それを基に、プレゼンの作り方を1から学んでいきます。原稿(英文スクリプト)やスライドの基本的なパターンを押さえ、あなたのプレゼン作成に役立てましょう。また、Q&A対策、本番前日の準備も抜かりなし!Q&Aの基本的な流れや答え方のノウハウなどをマスターしてもらいます。また、本番前日のレッスンでは、あなたが実践すべき4つのプロセス(デリバリーの知識拡充、リハーサルなど)も紹介して...
英語のプレゼン直前5日間の技術 - ビジネス英語研修のQ-Leap株式会社

また、(株)TACとのコラボでご提供しているオンラインの講座はこちらからご覧いただけます↓

英語でプレゼン・スピーチ15の法則

 

 

▼前回の記事はこちら

英語のビジネスプレゼンの研修をさせていただいて7年ほどになりますが、リモートワーク時代になり、特に最近では「オンラインで効果的に英語プレゼンを行う方法」についてのご要望が増えてきました。英語のプレゼンというだけで少しハードルを感じてしまう方も多いと思いますが、今日は「リモート環境を味方につける!」をテーマに、英語でのプレゼン力アップの秘訣を3つのポイントでお話しします。① 画面共有する英文資料の精度を上げるオンラインのプレゼンの場合、参加者の目に最も入るのは画面に映されるPPTなどの「資料」です。...
オンライン時代の英語プレゼン‐リモート環境を味方につける! - ビジネス英語研修のQ-Leap株式会社

著者について

愛場 吉子

愛場 吉子

コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号取得。アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Klein ニューヨーク 本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。 2014年に帰国、浅場眞紀子とQ-Leapを共同設立。大学やビジネススクール、企業のビジネスパーソン向け英語指導に従事。2020年より中央大学ビジネススクール客員教授。

関連記事

ビジネスに役立つ経済金融英語  第31回:「相互関税」とその関連用語を読み解く (付録:生成AIによる用語調査と「AIエージェント」「RAG」の活用)
2025年7月8日

ビジネスに役立つ経済金融英語 第31回:「相互関税」とその関連用語を読み解く (付録:生成AIによる用語調査と「AIエージェント」「RAG」の活用)

1.はじめに:関税ニュースの「用語混乱」を整理する 最近の新聞やニュースでは、「相互関税」「追加関税」「報復関税」「関税の一時先延ばし」「基本関税」……といった言葉が毎日のように登場する。一体どれが何なのかと戸惑うビジネ […]...

ビジネスに役立つ経済金融英語  第30回: Attention Economy(注意(注目)経済)
2025年4月12日

ビジネスに役立つ経済金融英語 第30回: Attention Economy(注意(注目)経済)

今回は、ここ1年たらずのうちに一気に注目度の高まった「アテンションエコノミー」と、それとワンセットで語られることの多い「フィルターバブル」「エコーチェンバー効果」の計三つを紹介します。まずは昨年の都知事選挙に関する記事か […]...

英語学習の「知りたい」が見つかる─Q-Leap執筆の記事一挙公開中!
2025年4月3日

英語学習の「知りたい」が見つかる─Q-Leap執筆の記事一挙公開中!

英語学習アプリ「スタディサプリENGLISH」のメディアサイト「英語サプリ」にて、Q-Leap が執筆した全60本の記事が公開されました。執筆陣は各分野で指導経験はもちろん、自己学習歴の長いプロフェッショナル講師の皆さん […]...

ビジネスに役立つ経済金融英語  第29回: Hallucination(幻覚)とConfusion(混同)
2025年1月17日

ビジネスに役立つ経済金融英語 第29回: Hallucination(幻覚)とConfusion(混同)

2023年3月28日の第19回『いまさら聞けないChatGPT入門』から約1年9カ月が経過しました。今や生成AIを日常的に使う方も増え、社会に深く浸透しているように感じます(さすがに今の時点でもピンとこない方は、どうぞ下 […]...