Aug 5th, 2022
育児と英語 ー 愛場家の英語子育て海外旅行編
コロナが少し落ち着いて、海外からの帰国時の隔離義務も解除された6月、久しぶりのニューヨークに家族3人で行ってきました。
以前、夫婦で数年住んでいたところですが、2歳10か月の息子を連れてのニューヨークは初めて。言葉が多く出始めたタイミングということもあり、海外の異なる環境で彼の変化を見るのは大変興味深かったです。
これから小さなお子さんとの海外旅行を計画されていらっしゃるようであれば、それはお子さんにとっても大きな発見と成長の貴重な瞬間の宝庫。そのprecious momentsのシーンのご参考になれば嬉しいです。
1.色、数字、アルファベットの認識
東京の電車や地下鉄の名前と違い、ニューヨークの地下鉄には路線ごとに色分けされ 1、2、3…と A、B、C、D…のように数字とアルファベットで各路線に名前が付いています。
ザッ・電車オタクの息子、自分の乗る地下鉄の色と番号、あるいはアルファベットを把握したい願望でいっぱいに。NY Subway Mapをじ~っと見るので、一緒に乗っる電車のラインを復習したり、予習したりして、一緒に覚えていきました。すると、週の後半には地下鉄の駅の表示を見ながら“N!” ”W coming!” ”Green Line!”などを自ら言うようになりました。何事もそうですが、その子の興味のある分野から教えてあげるとモチベーションが高いので学習も早くなるわけですね!
2.動物園や博物館で「What’s that?-あれなに?」の連発
動物園や博物館で、動物の英語の名前を覚えたり、Wow! That’s so big/cool/ cute! (わー!すごい大きい・カッコイイ・カワイイ!) といった描写のしかたを学ぶいい機会になります。アメリカ自然史博物館 – American Museum of Natural Historyは、子連れNY旅には欠かせないスポット💕 映画ナイトアットミュージアムでも有名になりましたね。恐竜やクジラなどスケールの大きな展示にお子さんも大興奮間違いなしです。
Look at that! あれ見て!
What’s that? あれはなに?
That’s a whale!! あれはクジラ! Penguins!! ペンギンだ!So cute!! めちゃカワイイ!
3.スーパーマーケットはワンダーランド
特にアメリカのスーパーは日本のそれとは違って、スケールが大きいです。サイズの全く違う果物、圧巻のバナナ売り場など、見るだけで面白いのですが、日本で普段見ているものと異なるパッケージや売られ方を見せて「これもバナナだよ!」These are bananas, too! と話すだけでも楽しいもの。
Dairy (乳製品コーナー)では Can you find yogurt for me?(ヨーグルトを探してくれる?)と言って息子に見つけてもらったりしました。
言語以外の収穫 – “Being in Diversity”
移民の国アメリカの中でも、特にNYはサラダボウルともいわれる人種の多様性で溢れています。地下鉄に乗っている人、道を歩く人、ホテルで働く人、肌や髪の色、体型や容姿が異なる人に触れることができたのはよい機会です。
セントラルパークがまさにいい例でしたが、海外の公園で様々な人種の現地の子供たちと遊ぶだけでもいい経験になります。「異なることが当たりまえ」と感じること、多様さへのキャパシティを少しでも身につけられたらいいですね。
そういった意味では、日本で見る海外の絵本や動画も、人種や宗教の多様性を配慮したものを親御さんが意識して選んであげることも大切かもしれません。
愛場家の英語子育て海外旅行編いかがでしたか?普段の家庭での英語育児については、こちらでご紹介しています↓↓
コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号取得。アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Klein ニューヨーク 本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。
2014年に帰国、浅場眞紀子とQ-Leapを共同設立。大学やビジネススクール、企業のビジネスパーソン向け英語指導に従事。2020年より中央大学ビジネススクール客員教授。