TOEIC® S&Wテスト 受験1週間前 スピ―キング対策


IIBCさんのサイトをフラフラしていたら、私がいつも受験する会場で直近6月のSWテストに空席をひとつ見つけてしまったので、つい申し込んでしまいました。コロナなどもあり、ほぼ1年ぶりの受験となるのですが、後1週間と少し、自分はどうやって試験に対して準備するかについてスピーキングとライティングに分けて書こうと思います。
試験は何でもそうですが、知識だけではなく経験値もとても大事です。と、いうわけで私が次回の受験に際して最初にしたのは自分の過去のSW関連のブログを読み直すことでした。
▼前回記事:久しぶりにTOEIC®SWを受けました
1年も経つと何でも結構忘れています。運用ルールが変わってからの細かいtipsを自分の記事でまず確認しました。「。。。メモ用紙は裏紙で、縦に置くと机からはみ出るから横に使う」、とかどうでも良さそうでも知っていれば迷わずできることは頭の隅に入れておくことでちょっと安心して受験できたりします。まずはSWテストの手順を確認することで落ち着いてテストを受けられる心の環境を整えること、皆さんも是非やってみてくださいね。
TOEICスピーキング対策
さて、しばらく離れていたSWテスト。スピーキングセクションの攻略はまずパートごとに求められている能力を再確認し、普段鍛えられている能力なら頻出トピックをおさらいする程度、逆にSWならではの問題でちょっと準備が必要そうなものは腰を据えて復習します。どちらにしても声に出して練習し、自分の発話を録音して聞くことが大事です。その時は出来たつもりでいても、録音して聞きなおしてみると改善できることが明瞭に見えてきます。
これは人に依るので一概に言えませんが、私は基本的に「自由に話していいよ」というタイプの問題が得意です。ですからQ3, Q4-6, Q10, Q11はテスト前にいくつか典型的な問題を解いておけばいいのですが、私にとって鬼門なのはQ7-9だったりします。おっちょこちょいの私は表を読み違えたり、含めなくてはいけない情報を入れ忘れたり、と後から「あああ~~!」と思うのは大抵この「提示された情報に基づく応答問題」です。
この問題では与えられた情報をしっかり把握した上でなるべく定型表現などを使って手堅く質問に答えていくのが吉です。下手にクリエイティビティを出そうとか、しゃれた言い回しを使おうなんて考えると足元をすくわれます(私は)。ですからこのQ7-9対策として私は、
①公式や手元にある市販のSW本のQ7-9のテーブルをしっかり読んで内容をまとめる練習をたくさんする。時系列や出来事のカテゴリー別にまとめの練習をやる。
②Q7-9で使いやすい定型表現を見直し、①の練習の際に使いまくる。
といったことをします。私とは反対にQ7-9のように情報に沿って話すのは気が楽だけど、比較的自由に話せるQ10, Q11はアイディアが出なくて苦手だ、という人もいるでしょう。
アイディアが出にくい人はQ10頻出の「あるあるトラブル」の解決法や提案をノートに書き留めておく、などすると良いと思います。1週間前でノートが無い!!という人は私の「TOEIC テストスピーキング/ ライティング総合対策」(旺文社)や市販のSW本の中にある「解答アイディア集」のようなものを代用するといいでしょう。
▼おすすめ書籍:TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策
Q1の音読練習は思い立ったらいつでもどこでも。自分の声を録音して聞き手に伝わりやすい音になっているか確認しましょう。これは試験直前のウオームアップにも最適です。
さて、残りの時間、テスト会場で悔しい思いをしないように私も自分の弱点を埋めにかかりたいと思います。
受験される皆さんもどうぞ頑張ってください!!
次回はライティングの準備について書こうと思います。
著者について

浅場 眞紀子
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