Dec 11th, 2022
ありがとう!イングリッシュ・ジャーナル!
既にご存じの方もいらっしゃいますが、1971年より51年の歴史を持つアルクの英語学習月刊誌イングリッシュ・ジャーナル(EJ)が2023年1月号を持って休刊となります。
コロナ禍真っ只中の2020年、自分の子どもが1歳になったタイミングで毎月の「学習コーナー」の執筆と総合監修という仕事をお引き受けし、2020年10月号から2023年1月号までの約2年半(計28冊)、毎月EJを英語学習にお役立ていただくための正誤問題作成、キーフレーズ解説、ディクテーション、シャドーイングフレーズの解説などをさせていただいてきました。
世界の著名人へのインタビューから、それまでは知り得なかった映画俳優や監督、アーティストたちの素顔や思い、葛藤や努力を知りました。遺伝学者からゲーム開発者、社会学者まで、普段自らは取りに行かないような幅広いジャンルの専門家たちへのインタビューやレクチャーを通じて、新しい扉が開き、多くの知識を得ました。
毎月の執筆、校正納期はそれなりに大変でしたが、このような素晴らしい「生きた英語」コンテンツに毎月携わることができ、貴重な自己研鑽の機会となったのは言うまでもありません。
英語を教える者としても私自身が力を高めることができたと思いますし、読者の方々からも、「クオリティの高いEJのコンテンツは英語だけでなく教養を高めてくれる!」と嬉しい声をいただき励みとなりました。
毎週Zoomで集合してイングリッシュ・ジャーナルを音読するサークル活動をしてくれていた熱心な読者の方々もいらっしゃいました。感謝申し上げます!
今回で紙のEJが終わってしまうのは残念ではありますが、形を変えて、オンラインのEJをご覧いただけるそうですので、引き続きそちらもお楽しみいただければ嬉しいです。
尚、最終号の1月号では、「英語の未来」というテーマで、様々な分野の英語(学校教育、観光、ビジネスなど)の未来を予測するコーナーがあります。私も「ビジネス英語の未来」について執筆させていただきました。
これからも、英語を自由に使える力は、人生の選択肢を広げる大きな武器となると思います。学校で学ぶ英語を超えて、「生きた英語」、「使える英語」の習得を目指す学習者を応援していきます!!
コロンビア大学大学院にて英語教授法(TESOL)修士号取得。アルクの企業研修英語講師、スピーキングテストの試験官、評価官を経て、2011年よりCalvin Klein ニューヨーク 本社のライセンスビジネス事業部にて勤務。
2014年に帰国、浅場眞紀子とQ-Leapを共同設立。大学やビジネススクール、企業のビジネスパーソン向け英語指導に従事。2020年より中央大学ビジネススクール客員教授。